私は今、草の刈り伏せをしている。刈り伏せは、草の水あげをとめて土中の根に腐植を作ることが目的なので、地面から20~30cmくらい草を残して刈る作業である。
残す理由は、土を肥沃にすること。刈り伏せた草は枯れるので残った根は土のなかで腐る。その腐った根は土のなかで腐植になり、微生物の栄養になって肥沃な土ができる。
土が肥沃になるまでには時間がかかる。土を掘ってつくる「転地返し」があるけれど、そこまでの費用が今はない。なので、時間がかかる方法ではあるけど自然の力を頼ることにした。
これが今の畑の様子。有機栽培3年目になると化学肥料切れをおこした果樹たちがいっせいに枯れはじめている。
よく話では聞いていたが、こんなことになるんだなと実感しているところ。